2023年7月４日
・東京医科歯科大学
・「触覚」を備えた手術支援ロボットを用いた手術に世界で初めて成功したと発表
・同大と東京工業大学、リバーフィールド株式会社（東京都港区）が共同開発
・手術支援ロボット「Saroa サージカルシステム」で、6月に製造販売承認を取得。
・東京医科歯科大附属病院大腸・肛門外科教授で低侵襲医療センター長の絹笠祐介氏が執刀
・同氏は「触覚で一番多くのメリットがあるのは若い先生方。触覚がないことに常に注意しながら手術する余裕のない先生には底上げになり、（技術の）標準化には触覚がある方がいい」と話した。
・現在は把持する力のみのフィードバック機能だが、今後、鉗子が何かにぶつかった時や物を引っ張るときの感覚も実装されるという。
・従来の手術支援ロボットではカメラからの「視覚」で得られる情報のみで手術を行っている
・Saroaではアームの部分を空気圧で駆動させ、圧力センサーで感知して医師の手元にあるコントローラーにフィードバックする。
・「表面がざらざらしている」などを検知する機能はなく、あくまで把持したときの反発を検知するもの
・ガーゼと脂肪の違いなど硬さについてはフィードバックされる。
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