北海道医療大学、北海道ボールパークFビレッジに移転
2023年12月13日
・ 北海道医療大学(理事長:鈴木英二)は令和10年4月、プロ野球北海道日本ハムファイターズの本拠地「北海道ボールパークFビレッジ」(北広島市)内に移転することを発表した。これにより、歴史を共有してきた当別町には大きな影響があり、同時に北広島市では歓迎の意向が示されている。地域の未来に少子化の影響が広がりつつある。
・ 当別町にある北海道医療大学は、移転対象となるのは教育機能と大学病院などの医療機関である。総合グラウンドと一部の施設は部活動や集中講義に利用される方針が示されている。
・ 当別町の人口は1万5000人余りで、学生は約900人、通勤通学を含めるとまちに関わる人数は約4100人。移転後の影響が懸念されており、町担当者は困惑を示している。
・ 移転先のFビレッジでは、北広島市が約1万7700平方メートルの敷地を有償で借り受け、総額420億円で新キャンパス(延べ床面積約6万5000平方メートル)を建設する計画が進行中。鈴木理事長は、18歳人口の減少が大きな課題であり、移転はその対応策の一環だと述べている。
・ 移転によって学生の通学時間が短縮され、アルバイト環境も改善される見込み。北広島市も移転を歓迎し、地域社会の活性化と共同創造空間の形成に期待を寄せている。
・ 移転計画は北広島市、北海道医療大学、及びFビレッジの3者で基本合意を締結し、7年に着工、10年4月に移転する予定となっている。鈴木理事長は「北広島市との連携を通じて社会福祉施設などにも貢献したい」と述べている。
・ 同様の事例は他地域でも見られ、人口減少が大きな要因として大学の都市部移転が進む中、地域社会への価値創造が注目されている。
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