2024年2月9日
・千葉県は9日、県立病院の男性医師（36）が女性看護師に対して性的発言やわいせつな行為をしたとして、停職6カ月の懲戒処分を行った。医師は同日付で依願退職した。昨年7月に女性が退職を申し出て発覚し、医師は処分が確定するまでの約7カ月間、同じ職場で働き続けていた。
・県病院局によれば、医師は昨年6～7月ごろ、県立病院内で女性看護師に「今日もかわいいね」「いつも見ているよ」「男は何人いるの」などと発言し、臀部（でんぶ）を2回触った。
・女性が昨年7月に医師への恐怖心から退職を申し出た際に、今回の被害が発覚。女性はその後、退職した。医師は厳重注意を受けた上で業務に従事させられていたが、同局によれば「（対応は）適切だった」と説明した。医師は昨年3月にも同様の行為を行い、直属の上司から注意を受けていた。
・同局が行った聞き取り調査で、医師は少なくとも5年以上前から計7人の女性職員に同様の行為をしていたことが判明。医師は「そこまで重い行為という自覚がなかった。スキンシップのつもりでいた」と話し、「今後二度と同じことは繰り返しません」と謝罪した。
・監督責任として、同病院長が文書訓告、同院医療局長と心療内科の部長が厳重注意を受けた。同局の川島智副病院局長は「県民の信頼を著しく損なう行為で、深くおわび申し上げます。再発防止に努めていく」と謝罪した。
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