懲戒：大分の県立病院、男性職員が女性更衣室を盗撮し停職処分

 2023年8月30日

・大分市の県立病院が、２０代の主任・主事級の男性職員が女性更衣室内を盗撮したため、停職６カ月の懲戒処分を課す。男性は好意を寄せる同僚女性を撮影する目的でペン形やＵＳＢ形の見つかりにくいカメラを使用し、同日付で依願退職した。
・男性は昨夏から約半年間、更衣室で小型カメラを設置し、回収を繰り返していた。出入り口に鍵がかかっておらず、１～２週間ごとに忍び込んでいたとされる。
・事件は１月１８日に発覚。女性職員がブラインドに掛かっていたペン形カメラに気付き、病院が通報。警察が調査し、室内から６個のカメラを発見。男性は同日夜、警察に出頭した。
・男性は病院の聞き取りに対し「始業前に侵入した。被害者や職場に迷惑をかけて申し訳ない」と答えた。8月17日に県の迷惑行為防止条例違反で罰金４０万円の略式命令を受けた。
・更衣室は十数人が利用し、事件発覚後、病院は出入り口にオートロックシステムを導入した。
・県病院局の大和孝司次長は県庁での会見で「男性の職種が被害者の特定につながる恐れがあり、明らかにできない。あってはならない行為。綱紀を粛正し、再発防止に努める」と謝罪した。

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