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2023/06/27 火曜日 | 労務問題

いちどリタイアも、ふたたび現場へ 済生会江津総合病院に着任 「常勤医の負担減の一助に」 島根県

 2023年6月22日 

・医師数減で診療体制縮小に直面する済生会江津総合病院(島根県江津市江津町)
・今年6月、非常勤医として着任した松村日出志医師(68)=江津市渡津町=は、長年にわたり神奈川県内の大学病院や開業医として医療に従事した。

・松村医師は、大田市温泉津町出身で神経内科医として40年以上医療に携わった。
・両親の介護のため2020年末に経営していた医院を引き払い、医師もリタイア。島根県西部へ戻った。

・移住後から妻(66)が済生会江津総合病院で勤務を始めた縁で今春、病院事務職員でつくる医師確保チームの働きかけを受けた。
・済生会江津は近年、整形外科や外科、脳神経外科の常勤医が退職するなど人員不足にあえぐ。

・2023年度は中沢芳夫院長(65)自らが脳ドックを受け持つ予定と聞き、医師確保など院長業務に専念してもらうために支援できればと、医療現場への復帰を決めた。

・島根県へ戻る前、保険診療をするために必要な保険医資格を返上しており、当面は保険診療適用外の脳ドックを担当。
・済生会江津は14年度に20人いた常勤医が現在は半数の10人に減るなど、医師不足が診療体制の縮小と経営悪化につながっている。
・松村医師は現場で医師個々の負担の大きさを感じるといい、「診療機能の低下に歯止めをかけてほしい」と願いを込めた。

・済生会江津によると、高齢化が進む地域事情を踏まえ、不在となっている常勤医確保の重点診療科について、骨折など手術を担う整形外科、透析を受け持つ腎臓内科、脳卒中に対応する脳神経外科または神経内科を掲げている。

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