2023年10月25日
・ 山口県の50代女性が東京女子医大病院での採血により腕のしびれなどの障害が残ったとして、大学側に計約6100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が、山口地裁より出された。
・ 裁判長は、研修医の手技には過失はないものの、上腕動脈からの採血時に神経損傷のリスクについて説明義務違反があったと指摘した。
・ 判決では、大学側に対し220万円の支払いを命じた。一方で、説明義務違反と障害との因果関係は認められなかったとした。
・ 女性は2010年に動悸を訴え、同病院で受診した際に研修医によって動脈血を採取された。この際に肘から右手親指の神経が損傷し、しびれが続くなどの障害を負ったとされている。
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