2024年3月2日
・鳥取県岩美町は1日、国民健康保険(国保)の事務処理を4年間にわたって怠っていたとして、住民生活課の職員5人に戒告の懲戒処分を下したと発表した。
・懲戒処分を受けたのは、当時の住民生活課の主事と主任のほか、同課の課長や係長を務めていた管理職らである。また、同課の課長補佐を歴任した3人には訓告の処分が科せられた。
・町によると、国保の加入資格を失った住民が保険証を使って医療を受けた場合、町は医療機関から医療費を請求されるが、その際に本来の保険者に請求依頼などの手続きをする必要があるという。しかし、19~22年度の担当者はこの手続きを行わず、管理職もチェックを怠ったため、町は約473万円を過払いしてしまったという。
・町は、過払い額のうち約208万円については、時効などの理由で住民から回収できないと判断し、町の負担とすることを決めた。この件については、4日に開かれる3月定例町議会で議決する予定である。
・長戸清町長は「町民の皆様に深くお詫び申し上げます。職員の指導を徹底し、二度とこのようなことが起きないように努めます」と謝罪した。
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