2023年7月13日
・岐阜市の岐阜病院 7月12日発表
・入院患者22人から預かった現金計約930万円を不正に出金したとして、看護師長の40代女性を解雇した。
・新型コロナウイルスの影響で、外来患者が多く訪れる会計課の窓口に入院患者が足を運びにくくなり、こうした状況に便乗して払い出しを不正に代行したとみられる。
・鈴木祐一郎(すずき・ゆういちろう)院長は12日の記者会見で管理体制が甘かったと認め「被害に遭われた患者とご家族に心よりおわび申し上げる」と陳謝した。
・不正出金が確認された患者には全額弁済すると説明した。
・病院は7日、詐欺容疑などでの告訴状を岐阜県警に提出した。
・病院によると、入院患者は日用品を購入するための現金を会計課に預け、買い物をする際に書類にサインして払い出す仕組み。
・女性は看護師長だった2020年7月~今年3月ごろ、約2千回にわたり計約930万円を患者の代わりに出金し、盗んだ。書面に患者のサインを書くなどしていた。
・病院の聞き取りに「患者の言う通りに払い出しをしただけ」などと主張したが、病院は6月5日に解雇した。
・4月に異動した際に後任の看護師長への引き継ぎが遅かったことや、特定の入院患者の払い出し回数や金額が増えたことなどから、病院は調査を開始した。
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