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2024/04/16 火曜日 | 収賄・贈賄

東京女子医大の経営問題と内部調査

2024年4月15日

・東京女子医科大学が経営難と退職者増加により医療提供に支障をきたしている。岩本絹子理事長の元側近が不正な給与を受け取っていた疑いで警視庁が捜索を行い、学内では理事長の辞任を求める声が高まっている。

・岩本氏は、元職員が報酬に見合う仕事をしていたと主張し、給与支出に問題はなかったと述べている。

・警視庁は、元職員が実際には勤務していないにも関わらず、約2000万円の給与を受け取っていたとして特別背任容疑で捜索を実施した。

・元職員は、岩本氏のクリニックの元従業員で、大学の「経営統括部」次長として人事や調達を担当し、岩本氏の秘書業務も兼ねていた。

・元職員が関与する会社が、大学と至誠会の発注工事から1億円以上を得ていた疑いがあり、岩本氏は金銭の流入を否定している。

・東京女子医大では過去にも混乱があり、2014年には2歳の男児が手術後に死亡する事故が発生し、翌年には特定機能病院の承認が取り消された。

・岩本氏は副理事長時代に人件費を削減し、理事長就任後には黒字を達成したが、コロナ禍でボーナス支給を見送ると宣言し、反発を招いた。

・大学病院では医師と看護師の数が減少し、病床稼働率が低下。医師からは人手不足による危機感が表明されている。

・岩本氏は至誠会の代表理事を退任後、至誠会から報酬が不当として損害賠償を求める訴訟を起こされた。

・元職員は至誠会の業務を行っていたと主張しているが、訴状では出勤していなかったと指摘されている。

・文部科学省は大学に内部調査を指導し、第三者委員会の設置を決定。職員有志は岩本氏の辞任を求め、学生は不安を訴えている。

 

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