宮城県仙台医療圏が国の「重点支援区域」に 4病院再編計画が進展
2024年1月17日
・ 宮城県が進めている仙台医療圏の4病院再編構想について、国は新病院の建設費用などを優先的に補助する「重点支援区域」に仙台医療圏を選定した。
・ 「重点支援区域」は、地域の病院の適正配置などを進める地域に対して、国が助言や財政支援を優先的に行う仕組みであり、全国で21か所目の選定となった。この際、初めて「仙台市など地元自治体や住民の理解を得ること」が条件として付けられた。
・ 仙台医療圏では、去年12月に仙台赤十字病院と県立がんセンターの統合に基本合意が成立しており、この進捗を受けて厚生労働省に申請が行われ、16日に「重点支援区域」に選定されることが確定した。
・ 選定に際して、県保健福祉部の大森秀和副部長は「条件という形にはなっているが、統合に向けて引き続き関係自治体や住民に対する丁寧な説明と理解を進めていかなければいけない」と述べた。
・ 今後、国からは新病院の建設に充てられる補助金などが支出され、県はこの補助金を含む関連予算を新年度の一般会計当初予算案に盛り込む予定だ。
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