大阪府で新型コロナ検査補助金詐欺、計8人を逮捕
2024年1月4日
・ 大阪府における新型コロナウイルスの無料検査事業で不適正な補助金申請が発覚し、大阪府警は4日、計4億円超の補助金をだまし取ったとして、詐欺容疑で2グループの計8人を逮捕した。府警は、2グループが関与した不正受給がさらに多額に上るとみて捜査を進めている。
・ 逮捕されたのは、自称・就労支援事業所オーナーの木興誠仁容疑者(36)=大阪市西区=ら計5人のグループと、歯科医師の貝田勝之容疑者(63)=大阪市阿倍野区=ら計3人のグループ。
・ 木興容疑者らの逮捕容疑は2022年4月~23年2月、大阪市鶴見区の無料検査場で、約3万5000件のPCR検査を虚偽申請し、府から約3億800万円の補助金を詐取したとされている。府警は5人の認否をまだ明らかにしていない。
・ 木興容疑者グループはこの検査場を含めて計4事業者の無料検査事業に関与し、総額11億円超の補助金を不適正に申請。そのうち約7億円を受け取っていたとされている。貝田容疑者らの逮捕容疑は22年2~6月、大阪市内の無料検査場で検査件数を水増しし、約1億6500万円の補助金をだまし取ったとしている。貝田容疑者は「名義を貸しただけ」と否認しており、残り2人は容疑を認めている。
・ 府警は、貝田容疑者らが総額約5億4000万円の補助金を不正に受け取った疑いがあるとして、調査を進めている。府の無料検査事業は21年12月~23年3月に行われ、無症状者に対してPCR・抗原検査を行う場合、1件あたり最大9500円が補助される制度であった。府の調査で12事業者が計約81億9000万円の補助金を不適正に申請していたことが判明している。
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