2024年2月14日
・石川県の奥能登地域の病院で、能登半島地震の影響で退職する看護師が相次いでいる。4つの病院で約70人の看護師が退職の意向を示し、これが患者の受け入れに与える影響が懸念されている。
・地域の総合病院である「公立宇出津総合病院」では、地震による激しい揺れで建物に被害が発生し、看護師や患者が避難生活を余儀なくされている。現在、病院は入院患者数を減らして対応し、外来病棟の水道は未だ復旧されていない。
・特に問題となっているのは、透析治療ができない状況だ。震災発生直後に30人以上の透析患者が移送され、その後も水道の不具合で透析治療が難しい状態が続いている。
・地震後1カ月半が経過し、疲弊した医療現場で医師や看護師が体調を崩すケースが増加している。奥能登地域では、看護師のうち93名が働いており、その中で4人が退職を既に果たし、さらに4人が退職する意向を示している。
・看護師たちは被災者として自らも被害を受け、その中で地域医療を支えてきた。栄田真美子さん、総看護師長は、「特にご家族の方、自分もストレスがあると思うんですけど、ご家族の方のストレスとか、体のこととかを考えて避難したので、退職せざるを得ないというような状況だと思います」と述べ、厳しい状況にもかかわらず、地域の復興を支える決意を示している。
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