2024年2月6日
・ 鳥取県立中央病院の救命救急センターが、消防の救急救命士に医療行為の指示を拒否した問題で、県病院局は一連の問題に関わった医師らの人事異動を発表した。異動は10日付。
・ 昨年12月5日、小林誠人センター長が、県東部消防局に指示要請を受け付けない旨のメールを病院幹部の許可を得ずに送信し、救急救命士からの指示要請を10日間にわたって拒否した。さらに、消防側からは、中央病院の医師たちから多くのパワーハラスメントを受けたとして調査を求められていた。
・ 県病院局は、小林センター長の役職を解き、今後は救急救命士からの指示要請に応じ、救急患者の治療にあたるとしている。後藤保医師も副センター長から外された。
・ 広岡保明院長がセンター長を兼務し、消防などとの調整を行い、院内のガバナンス体制を整える。新たに医師2人が副センター長に兼務することとなる。
・ 竹内和久局長は「院内の体制を刷新することが適切と判断し、異動という形で体制を整えた」と述べた。また、中央病院が認めた一部のパワーハラについては、病院局が改めて調査し、処分を検討する。
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