神戸徳洲会病院へ医療法に基づく調査を求める弁護士グループの申し入れ

2024年1月25日

・カテーテル治療後に患者死亡の問題で神戸徳洲会病院に対し、医療法に基づく適切な調査を求める申し入れが医療問題に詳しい弁護士グループから送付された。

・兵庫医療問題研究会に所属する15人の弁護士で構成された「神戸徳洲会病院被害弁護団」は、2023年8月にこの問題の原因調査や再発防止策の提言を目的として結成された。

・ 2023年1月以降、循環器内科の男性医師が行ったカテーテル治療後に心臓病患者が死亡。一部の患者の電子カルテで記載漏れがあり、治療の経過や死因の説明がなかった。この医師は患者の容体変化を確認していないとされる。

・弁護団は、通常のデータに基づき、この医師が行った治療・検査の合併症発生率を調査する必要性を訴えている。

・ 2023年3月に医療安全対策室長が報告した「死因不明」の2件だけが医療法上の事故調査対象となったが、弁護団はこれが全てではない可能性を指摘している。

・弁護団は、被害にあった患者や家族からの相談を受け、原因の調査や被害者の救済、再発防止策の提言を目指す。相談は無料で、兵庫医療問題研究会のホームページから申し込み可能。TELは078-371-5617（平日9時～12時、13時～17時土日祝は除く）、FAXは078-341-4439。

・神戸市では、病院が糖尿病の患者に対し適切な医療措置を怠ったとして、医療法に基づく改善命令を出す方針を固めている。

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