神戸市が神戸徳洲会病院に改善命令へ – 糖尿病患者の死亡問題で異例の処分
2024年1月19日
・神戸市は、昨年９月に神戸徳洲会病院で入院患者が適切な治療を受けられず死亡した問題に関連し、同病院に対して医療法に基づく改善命令を出す方針を固めた。この改善命令は兵庫県内では初の異例の処分となる。
・昨年６月に同病院でカテーテル治療や検査後に複数の患者が死亡していたことが判明し、市は行政指導を行ったが、その後の調査で糖尿病患者に対する不適切な対応が発覚。これにより、改善命令が必要と判断され、病院側には安全管理の改善計画書の提出が求められ、従わなければ業務停止などの罰則が適用される可能性がある。
・７０代の糖尿病患者が昨年入院後に死亡した際、主治医である外科医の新保雅也院長が電子カルテで持病を見落とし、適切な治療を行っていなかったことが判明。市の調査後、死因が肺炎ではなく、血糖値のコントロールができなかったことが死因の可能性があると説明し直した。市はこれを著しく不適切な対応と見ており、同病院に対する改善命令を発令する方針となった。
・また、別の外科医が担当した患者の死亡についても院内の検証が不十分だったとして、神戸市は調査を進めている。
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