行政指導：厚生労働省、暴行事件発生の精神科病院に指導入る

2023年8月31日

・東京都内の精神科病院「滝山病院」で入院患者への暴行事件が発生し、厚生労働省が指導に入ったこと
・この指導は2度目で、病院における診療報酬に関連する問題がなかったかどうかを調査する狙いがあるとみられる。
・事件は今年2月に発覚し、看護師ら5人が入院患者に対する暴行で逮捕・送検・略式起訴されており、東京都は改善命令を病院に出し、希望する患者の転院や退院の支援を行っている。
・8月31日、厚生労働省は国民健康保険法に基づき、東京都と八王子市と協力して指導を行い、午前10時ごろには約20人の職員が病院に入った。
・滝山病院には以前から診療報酬に関する不正の情報があり、今年5月にも厚生労働省などが指導に入っていた。今回の指導は2度目のものである。
・この日の指導では、診療報酬明細書（レセプト）と患者のカルテの記載内容などを詳しく調査するとされている。
・滝山病院は都の改善命令に従い、虐待の原因究明を行う「第三者委員会」や再発防止策を検討する「虐待防止委員会」を進行中。

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