ワクチン接種後のオミクロン感染者、新たな免疫発見
2024年1月23日
・ ガルフ・ニュースが報じた最新の研究によれば、新型コロナワクチンを受けたにもかかわらずオミクロン株に感染した人たちは、最新変異株「JN.1」を含むすべてのオミクロン変異株への免疫力が強化され、感染しても重症化する可能性が極めて低いことが分かった。
・ 韓国の基礎科学研究院(IBS)の科学者チームによると、ワクチン接種後、オミクロン株に感染したことで形成されたメモリーT細胞は、将来出現するであろう任意の変異株に対して有効であることが確認された。
・ 研究チームのジョン・ミンキュン研究員は、「この発見により、新型コロナウイルス感染症の新時代における新たな視点が見えてきた。ウイルス変異株の絶え間ない出現に対応して、われわれの体も闘うために適応している」と指摘した。
・ オミクロン変異株は2021年後半に登場し、感染力が非常に強く、22年には急速に優勢株となった。その後もBA.1、BA.2、BA.4/BA.5、BQ.1、XBB株に続き、最新の JN.1 株が拡大している。
・ メモリーT細胞の研究は、感染やワクチン接種によって生成される免疫細胞の一環であり、ウイルスに対する免疫システムの一部を構成している。この研究では、ブレイクスルー感染によって生じたメモリーT細胞が、将来出現するオミクロン変異株にも高い反応を示すことが確認された。
・ 韓国・ウイルス免疫学センターのシン・ウィチョル所長は、「新たな発見はワクチン開発にも応用できる。現在の優勢なウイルス株と新たに出現するウイルス株の共通の特徴を探ることで、後続の変異株に対するメモリーT細胞の防御力を高める可能性がある」と述べた。
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