2024年2月17日
・神戸市垂水区にある神戸徳洲会病院で、先月、心肺停止状態で搬送された90歳代の男性患者に対し、血圧を上げる薬を投与中に、補充分が不足していたために薬が切れ、男性が死亡したことが判明。同病院は家族に対し、「死期を早めた可能性がある」として謝罪した。
・男性は1月19日午前に搬送され、治療を受けて心拍は再開。しかし、血圧を上げるための薬の補充が不足しており、その直後に薬が切れたとの状況が発生。警告音が鳴り、家族が知らせるも、補充する薬が用意されていなかった。
・看護師が迅速に手配したものの、間に合わず、男性は薬が切れた直後に死亡。事故調査委員会が設置され、市に報告された。同病院は「市の指導を受け、適切に対応する」としている。
・なお、同病院では昨年7月に循環器内科医による手術後の複数の患者死亡事件が発生し、市から「医療安全体制に不備がある」との行政指導を受けた経緯がある。また、昨年9月にも糖尿病患者の治療不足による死亡が明らかになり、今回の死亡事案を含む改善命令が予定されている。
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