2024年2月9日
・医療法人医誠会(大阪市北区)が、医療過誤を含む複数の医療事故に関与し、2021年8月に赤穂市民病院を依願退職した40代男性医師を採用していたことが問題となった。この医師が透析治療を怠り、患者を死亡させたとして、遺族からは約4960万円の損害賠償を求める民事訴訟が起こされた。
・訴状によれば、同医師は患者への透析治療が実施されないまま、患者が入院から4日後に死亡したとされる。死亡したのは大阪府内の男性で、慢性的な腎臓疾患があり、週3回の透析治療を受けていた。新型コロナ検査で陽性となり、同法人が運営する医誠会病院に搬送されたが、透析治療が行われず容態が悪化、延命措置を受けた末に死亡した。
・原告は、「透析治療が行われなかったことが原因で死亡した」とし、病院側に注意義務違反があったと主張。医師は初動対応時に基本的な診療情報を確認しなかったなどの落ち度があったとしている。
・医誠会は訴状が届いていないと回答しており、被告医師は以前、赤穂市民病院での医療事故の被害患者側からの訴訟に直面しており、自らも異なる訴訟を起こしている。
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