2023年9月25日
・防府市の山口県立総合医療センターで、肺がん患者に対する2度の投薬ミスが発生し、その後患者が死亡した問題が浮上。
・センターは25日に会見を開き、電子カルテの入力誤りが問題の原因である可能性が高いと説明。
・県立総合医療センターの院長は、「誤投与に関しまして、患者さまとご家族の皆さまに大変なご心配とご迷惑をおかけしましたことを、心からおわび申し上げます」と謝罪。
・患者は61歳の男性で、末期の肺がんで一時退院後、けん怠感や食欲低下のためのステロイド薬が処方された。
・主治医が予定の1日あたり44ミリグラムの代わりに誤って11倍の薬を処方した可能性が高い。
・再入院後には、看護師が痛み止めのモルヒネを誤って60ミリグラム投与した。
・男性は2日後に肺がんで亡くなった。
・センターはミスを認め、患者と家族に謝罪。
・血液検査結果からステロイド薬の副作用がないと判断し、「誤った投与による重篤な副作用は生じておらず、死亡には起因しない」と述べた。
・問題の医師と看護師に指導・注意を行い、再発防止策を実施する方針。
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