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2025/04/16 水曜日 | 学会情報

日本高血圧学会、血圧管理におけるデジタル技術の有効性を評価した指針を発表

日本高血圧学会、血圧管理におけるデジタル技術の有効性を評価した指針を発表

日本高血圧学会、血圧管理におけるデジタル技術の有効性を評価した指針を発表

2025.04.16(水)

日本高血圧学会が「デジタル技術を活用した血圧管理に関する指針」を2024年3月に公表した。
・この指針は、血圧計やスマートフォンアプリなど6つの項目について、成人の血圧低下への有効性を医学的根拠に基づいて評価したものだ。
・調査対象となった6項目は、カフ式血圧計、ウェアラブルデバイス、塩分濃度測定機器、スマホアプリ、デジタル技術を併用した遠隔医療・保健指導、AI活用の診療支援・保健指導支援。
・約3万件の論文を精査し、各項目の推奨度を5段階で評価した結果、最高評価「行うことを強く推奨する」に該当したのはカフ式血圧計のみだった。
・カフ式血圧計の使用により、収縮期血圧が平均3.27ミリHg低下することが65件の研究分析から明らかになった。
・「行うことを提案する」評価を受けたのは、塩分濃度測定機器を使った管理と、デジタル技術を併用した遠隔医療・保健指導の2項目。
・塩分濃度測定では血圧が平均2.45ミリHg低下し、塩分摂取量の減少にも効果があった。
・テキストメッセージなどを組み合わせた対面診察や保健指導は、平均3ミリHg程度の血圧低下効果が確認された。
・スマホアプリによる血圧管理は、健常者では3ヶ月以内、高血圧患者では6ヶ月以内の期間で血圧低下効果が確認された。
・ウェアラブルデバイスとAIを使った管理については「エビデンス不十分」として推奨・提案を保留とした。
・調査時点では、血圧測定可能なウェアラブルデバイスの研究は1件もなく、活動量計では血圧低下効果は確認できなかった。
・AI活用については血圧を下げる傾向が示されており、今後の発展が期待される。
・福岡大学の有馬久富教授(指針作成委員長)は、健康保険組合などの健康づくりへの活用と、デジタル技術開発企業によるエビデンスを示す研究実施を求めている。

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