2024年2月13日
・琉球新報社と沖縄県医師会が共同で開催した県民健康フォーラムが11日、沖縄県南風原町の県医師会館で行われた。フォーラムのテーマは「健康長寿復活！ 高血圧を対策し、心も体も美しく！」。県医師会の安里哲好会長や県の糸数公保健医療部長らが登壇し、急には変えられない生活習慣を少しずつ変えていく重要性を強調した。
・フォーラムは、働き盛り世代の健康意識や生活習慣の改善を目的に開催され、県医師会と県が主催した「第3回うりずんフェスタ」の一環として行われた。第1部では「食塩と健康」がテーマで、JA静岡厚生連遠州病院副院長の高瀬浩之氏が講演。食塩の過剰摂取が腎臓病や胃がん、メタボリック症候群、骨粗しょう症などの健康被害を引き起こす可能性があることを指摘した。
・第2部では、県の糸数部長が、平均寿命の都道府県順位が低下し、働き盛り世代の死亡率が高まっている背景には生活習慣の悪化があると指摘。健診や病院受診を怠ることが、救急での対応が必要なケースを増やしていると述べ、「そうなる前に生活習慣を少しずつ変えていく必要がある。肥満の人は早食いをやめ、ゆっくり食べること。成功したら、また一つ変えてみるなど、少しずつ取り組むことが大切だ」とアドバイスした。
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