2024年2月9日
・難病などで入院する子供と付き添いの家族の滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス京都」（京都ハウス）の開設に向けた募金活動がスタートした。建設費の半分にあたる約４億円を京都府のふるさと納税制度を活用するなどして集める。
・京都ハウスは、真宗大谷派（本山・東本願寺、京都市下京区）が所有する同市上京区の寺院跡地の無償提供を受けて開設する。小児がん拠点病院に認定されている京都府立医大と京都大医学部の両付属病院に入院する子供と家族が対象。１８室のベッドルームやリビングなどを設け、１泊千円で利用できる。令和８年１０月の開設を目指している。
・小児がんや難病に向き合う子供たちは自宅から離れた専門病院での治療を余儀なくされ、多大な負担と不安を抱える。そこでマクドナルドの公益財団法人が本人や家族の負担を軽減しようと全国に同ハウスを開設している。
・今月７日には、両病院関係者や経済団体の代表ら約３０人が参加し、開設寄付を募る委員会の初会合を開催。佐和貞治・府立医大病院長は「医療機関のそばに宿泊療養施設を作るのは長年の悲願だった。やっとこの日を迎えることができた」とあいさつした。
・募金は、税控除が受けられる府のふるさと納税をはじめ、募金委員会のホームページ経由などで受け付ける。問い合わせは募金委員会事務局（０７５・２１２・５４６６）。
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