信州大学医学部付属病院、アルツハイマー病治療外来開設へ
2024年1月17日
・ 信州大学医学部付属病院(長野県松本市旭3)は23日、脳神経内科に認知症治療外来を開設する。保険適用を受けた新薬レカネマブにより、アルツハイマー病の治療に注力する。
・ レカネマブは昨年12月に発売され、アルツハイマー病の原因とされる「アミロイドβ」を取り除き、進行を遅らせる効果が確認されている。治療対象は軽度認知障害と軽度認知症の患者で、適応判定後、原則1年半の点滴治療が行われる。ただし、薬の使用は基準を満たした施設の関連学会専門医に限定される。
・ 脳神経内科の関島良樹教授(58)は「大学病院として率先して治療を推進し、ノウハウや情報を共有してどの地域でも治療を受けられるよう各医療機関と連携を進めたい」と述べている。
・ 認知症治療外来は予約が個人ではできず、かかりつけ医の紹介状が必要となる。レカネマブの治療だけでなく、幅広い認知症診療を提供し、信州大学で開発されたインターバル速歩などの運動療法も計画されている。
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