鳥取県立中央病院、医療行為指示要請拒否の問題で院長が謝罪
2024年1月12日
・ 鳥取県立中央病院の廣岡保明院長が、救急救命士からの医療行為指示要請を10日間にわたり拒否した問題について、初めての記者会見を行った。廣岡院長は問題の陳謝を行いつつ、救急隊員へのパワハラ行為があったことを認め、新たに約20件のパワハラ調査要請があったことを明らかにした。
・ 指示要請の拒否は2023年12月5日から14日まで続き、実際に3件のケースで救急救命士が中央病院の指示を受けられず、他の病院に指示を求める事態が発生した。
・ 拒否の原因は、救命救急センター長の医師が医療行為の指示要請を院長の了承を得ずにメールで通知したことであり、正常な対応がなされなかった。病院側は内部の調整を試みたが、問題は解決しなかった。
・ 同12日に発生した搬送事案では、消防局が医師の冷淡な対応を指摘し、病院側に調査を要請する事態に発展していた。廣岡院長は不適切な言動や医師のハラスメント行為があったことを謝罪し、「県民や消防職員に不安を与えてしまったことを深くおわびする」と述べた。
・ 調査要請に対する回答では、医師のパワハラ行為が認められ、正式な謝罪と説明のために後日、消防局に出向くことが示された。県病院局も事実経過を報告し、ハラスメント防止委員会での対応を検討するとしている。
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