医師・大久保愉一被告、ALS患者への嘱託殺人で法廷で主張
2024年1月11日
・ 嘱託殺人の罪に問われている医師、大久保愉一被告(45)は、2019年にALS患者の林優里さんからの依頼を受け、薬物を投与して殺害したとされてる。
・ 大久保被告本人のブログには、「『日々生きていることすら苦痛だ』という方には、一服盛るなり、注射一発してあげて、楽になってもらったらいいと思っています」という文章が掲載されていた。
・ 11日、京都地裁で裁判員裁判が始まり、大久保被告は証言台に立ち、林さんの嘱託殺人について「起訴状のとおり間違いありません」と認めた上で、「女性の願いをかなえるためにやった」として、寝たきりの状態で自ら死を望んでいた林さんの願いをかなえるためだったと主張した。
・ 弁護側は、被告の行為に嘱託殺人罪を適用するのは、憲法が定める自己決定権に反するとして、大久保被告が実行した行為は正当で無罪だと主張した。
・ 一方、検察側は「林さんに死期が迫っていなかったことや病状を把握せず犯行に及んでいることなどから、社会的な正当性はない」と指摘。
・ 判決は3月5日に言い渡される予定。
介護データベース
介護業界の様々な情報をまとめたデータベース
医療アラウンド
医療業界の様々な情報をまとめたデータベース
お薬タイムズ
お薬の様々な情報をまとめたデータベース