東京・八王子の精神科病院での入院患者への暴行事件に関する第三者委員会報告
2023年12月18日
・ 東京・八王子市にある精神科病院「滝山病院」で発生した入院患者への暴行事件について、第三者委員会が調査報告書を公表した。
・ 事件は2023年2月に発覚し、看護師ら5人が略式起訴され、都からは同年4月に改善命令が出された。
・ 第三者委員会の調査により、略式起訴された5人に加えて、看護師2人が患者への首絞めや頭たたきなどの暴行を行っていたことが判明。
・ 医師の指示のない違法な身体拘束が日常的に行われ、入浴前の患者を裸に近い状態で廊下を歩かせるなどの不適切な行為が確認された。
・ 事件の背後には医師や看護師らの倫理観の欠如、院長ら経営陣の怠慢や無責任さがあったと指摘されている。
・ 虐待が早期に発覚せず改善されなかった原因として、行政の検査の不備が挙げられ、東京都は今後、抜き打ち検査の実施などで指導を強化する考えを示している。
・ 滝山病院は第三者委員会報告書を真摯に受け止め、改善に努めるコメントをホームページで発表。
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