分娩施設まで１時間以上かかる妊婦、政府が交通費や宿泊費を補助…２４年度予算案に盛り込む
2023年12月18日
・政府は、分娩施設が自宅から遠い妊婦のために、交通費や宿泊費の支援策を進める方針を確定させた。これは、周産期医療が不足している地域に住む人々の経済的負担を軽減するためのものだ。２０２４年度予算案において、４億７０００万円の予算を計上する計画となっている。
・１時間以上の移動を要する自宅や里帰り先から最寄りの分娩施設までの移動に関わる妊婦が対象となる。交通費については往復分の８割を補助する。出産予定日の前に施設近くに待機する際の宿泊費については、１４泊を上限に、原則として１泊２０００円の自己負担を差し引いた額を支援する。
・「ハイリスク妊婦」と見なされる、持病などで出産に関連するリスクが高まっている人には、周産期母子医療センターまでの交通費や宿泊費も同様に支援する。
・この政策は、どの地域に住んでいる妊婦でも、安全で安心な出産環境を整えることを目指している。この施策は市町村が主導し、費用は国が２分の１、都道府県と市町村が４分の１ずつを負担する計画となっている。
介護データベース
介護業界の様々な情報をまとめたデータベース
医療アラウンド
医療業界の様々な情報をまとめたデータベース
お薬タイムズ
お薬の様々な情報をまとめたデータベース
