行政：重度心身障害者の医療費助成制度を拡充・簡素化へ　鹿児島県

・ 鹿児島県は来年7月から、重度の心身障害者向けの医療費助成制度の手続きを簡素化し、対象者を拡大する方針を明らかにした。
・ 現在、１級や２級の障害者手帳を持つ重度の心身障害者は医療費を一旦病院で支払い、市町村の窓口で申請を行い、後日口座に振り込まれる「償還払い方式」を採用しているが、県は手続きが不要な「自動償還払い方式」に変更する計画だ。
・ 現在の対象者は重度の身体・知的障害者およそ4万人だが、１級の手帳を持つ精神障害者約600人にも対象を拡大する予定だ。
・ 関係者によると、これらの変更を伴う新しい制度は来年7月から導入される予定となっている。
・ 塩田知事はマニフェストで「簡素化を前向きに検討する」と述べ、県はこの制度改革に向けた検討を進めてきた。