和歌山県立医科大学：ＶＲ技術による入院患者の家族とのコミュニケーション実証実験の成果と効果を発表、安心感の向上が明らかに

2023年8月28日

・和歌山県立医科大学は、ＶＲ技術を使用し、入院患者に家族とのコミュニケーションを図る実証実験を行った。
・患者に自宅で過ごしているような感覚を提供し、コミュニケーションを通じて安心感を評価。

・新型コロナウイルス感染拡大で入院患者の面会が制限され、孤立感や入院生活のつらさが増加。
・入院患者と社会のつながりを保つため、ＶＲやＡＲの技術を使用して日常の生活環境を再現し、家族とコミュニケーションを図る実証実験を実施。

・自宅や思い出の場所の映像をＶＲのゴーグルで患者に見せ、電話などでコミュニケーションを行う方法を採用。
・参加した患者４人による聞き取り調査により、家族とのコミュニケーションによる安心感と「つらさ」の軽減が明らかになる。

・実証実験を行った山上裕機 教授は、今後遠隔地の患者の診察にもＶＲやＡＲを活用した可能性を検討したいと述べた。
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