・検察側は初公判の冒頭陳述で、山本被告が大久保被告の安楽死に対する関心を認識していたと指摘。
・事件前、山本被告の口座には女性から計130万円が振り込まれ、事件当日は、大久保被告が女性に薬物を投与する間、山本被告が女性宅にいたヘルパーの行動を見張ったとも主張した。
・これまでの公判では、女性のヘルパーと主治医への尋問が行われた。
・ヘルパーは事件当日、男性2人が来訪して女性の寝室に入ったと説明。
・訪問者の名前を書いてもらうために入室しようとすると、「ドアの前に男性1人が立っており(女性は)見えなかった」と証言した。
・主治医は、女性が事件前、治療の中止を訴えるようになったとし、山本被告宛ての紹介状の作成を依頼されて断ったと説明した。
・山本被告の起訴内容は、19年11月に大久保被告と京都市中京区の女性のマンションを訪問。
・女性の依頼を受け、チューブから胃に栄養を直接送る「胃ろう」から薬物を注入し、急性薬物中毒で殺害したというもの。