2023年7月25日
・環境省
・発がん性などが指摘される有機フッ素化合物「PFAS」を巡り、血中濃度調査を全国規模に拡大する方針
・血中濃度調査は、現在は毎年3カ所で試験的に実施している
・化学物質に関する有識者検討会の議論を踏まえ、サンプルの採取方法や全都道府県で集めるかどうかなどを決める。
・全国規模の調査開始は2025年度以降の見通し。
・25日にはPFASに関する別の専門家会議が開かれた
・今後の対策を巡り「国民の暴露量を把握するため、調査規模の拡大や自治体との連携など本調査の実施に向けた検討を進める必要がある」との見解を示した。
・会合後、環境省関係者が全国規模で血液調査する方針を明らかにした。
・PFASは国内各地の河川などで検出されている。
・環境省によると、21年度の31都道府県の調査では、13都府県の河川や地下水など81地点で暫定目標値を超過した。
・発がん性やコレステロール値の上昇、精巣がんや腎がんのリスク増加などと関連するとの指摘がある。
・市民団体が沖縄県や東京都・多摩地区の米軍基地周辺で実施した血液検査では、一部の住民から比較的高い濃度で検出された。
・PFASを含む泡消火剤の流出との関連が疑われている。
・専門家会議は25日、国民向けのQ&A集をまとめ、血中濃度について「どの程度でどのような健康影響が生じるかは明らかとなっていない」とした。
・PFASは水や油をはじき、熱や化学物質にも強いため、調理器具や泡消火剤などに広く利用されてきた。
・分解されにくく、環境中に流出すると長く残留する。
介護データベース
介護業界の様々な情報をまとめたデータベース
医療アラウンド
医療業界の様々な情報をまとめたデータベース