2023年6月19日
・奈良県の大和高田市立病院の眼科医が、収賄の疑いで大阪府警に書類送検
・白内障の手術などで使う医療機器を使用する見返りにメーカー側から現金80万円を受け取った
・書類送検されたのは、大和高田市立病院の眼科で勤務する非常勤の医師(54)
・都内にある医療機器メーカー、「スター・ジャパン」が販売していた白内障の手術などで使う「眼内レンズ」を優先的に使用した
・優先的に使用する見返りに、2021年までの3年間にメーカー側から現金80万円を受け取った
・スタージャパンの社員や元社員で、40歳から67歳の5人は、贈賄の疑いで書類送検
・医師名義の金融機関の口座にあわせて60万円を振り込んだ
・医師は病院で使う医療機器を選定する権限があった
・スター・ジャパン社と契約を結び、およそ200枚のレンズを手術で使用していた
・スタージャパン社をめぐっては、この医師を含む全国の総合病院などの眼科医あわせて75人が、患者に無断で白内障手術の動画をメーカー側に提供し、総額2100万円余りの現金を受け取っていたことが、業界団体の調査で明らかになっている。