2023年6月16日
・鳥取県立中央病院は6月15日発表
・患者への心臓カテーテル治療で、医師資格を持たない臨床工学技士がカテーテル操作の補助を行っていた
・期間は2019年10月~2020年3月で、対象患者は最大で9人。
・当時の院長が「医師が確保できない時は治療を優先」と方針を示し、心臓内科医が技士に指示したという。
・医師以外の医療行為を禁じる医師法に抵触する可能性がある。
・鳥取県立中央病院・広岡保明(ひろおか・やすあき)院長は「患者に不安を与えてしまい申し訳なかった」と述べた一方、「医師不足の下ではやむを得ない判断だったもようだ」と説明。
・顧問弁護士が操作補助の全てが医療行為に該当するか疑問との見解を示したといい、中止はしたが「違法とは断定できない」とした。
・患者9人に健康被害は確認されていないという。
・鳥取県立中央病院は、2019年10月、不整脈患者へのカテーテル治療で新しい手法を導入。
・医師2人が必要となり、確保できなかった時に臨床工学技士が操作を補助した。
・2020年3月、病院内部で医師法に触れる恐れがあると声が上がり、技士の補助を中止したとしている。