感染性胃腸炎の流行について、ノロウイルスが原因の一つとして指摘されています。このウイルスによる嘔吐や下痢の症例が増加しており、全国の医療機関から報告された患者数は、3月23日までの1週間で1施設あたり平均9.04人に達し、7週連続でこの時期として過去10年間で最多を記録しました。
特に注目されるのは、今シーズン流行しているノロウイルスの2つの異なるタイプです。
群馬パース大学大学院の木村博一教授らによる調査では、1月から3月にかけて「GII.17」というタイプが全体の約65%、「GII.4」というタイプが約17%を占め、これらが主に検出されました。
2つのタイプのウイルスが時期をずらして流行していることが、患者数の多い状態が例年より長期化している一因と考えられています。
木村教授は、新年度の開始により幼稚園や学校などで子どもたちが接触する機会が増えると、感染のリスクがさらに高まる可能性があると警告しています。そのため、手洗いや消毒などの衛生対策を徹底することが重要だとしています。