[アナフィラキシー対応について]
今年11月5日、愛知県愛西市で、BA.5対応型ワクチンの接種後に女性が亡くなりましたが、この女性は、接種後体調が急変した際、アナフィラキシーの治療を受けないまま亡くなっていたことが分かりました。

この女性は、ワクチン接種の5分後「息苦しい」などと体調悪化を訴え、その場で心肺停止し病院へ運ばれましたが、およそ1時間半後死亡が確認されました。死因は急性心不全とされています。

新型コロナワクチンの接種については、日本救急医学会が呼吸困難や意識の消失など複数の症状が出た際は、アナフィラキシーを疑って迷わずアドレナリンを注射するようガイドラインを作っていますが、今回はそうした処置はしていませんでした。

弊社を通じて新型コロナワクチン接種事業に携わる医療従事者の皆様におかれましても、アナフィラキシー時の緊急対応を、事前にマニュアルにて周知いたしております。

つきましては、アナフィラキシーを疑う症状が出た際に、適切な治療を施せるよう、ご勤務の前には、上記マニュアルを精査頂きますようお願い申し上げます。